「全身観相術の神秘」
という書籍を、
札幌の波木星龍先生が八幡書店から出されました。
内容は、人の身体のすべての部位で、
その人の様子を占うことができるというもので、
波木先生らしい、オリジナルの研究内容が細かく書かれています。
私は、占いの仕事を始めた2007年ころ、
よく札幌の波木先生のところに、個人レッスンを受けに行ってましたが、
そのころ、引き出しの中から、今こんなのも作っているんですよと、
人相の資料などをちらっと見せていただいたことがあります。
うわっ!すごっ!
と思ったのは、
A3ぐらいの用紙に、人の顔の形を大きく書き、
その紙面にびっしり手書きで、
緻密に、丁寧に、微細に、隙間がないほど詳細が書かれていたのを思い出します。
波木先生の話は、またどこかでご紹介するとして、
今回の書籍の中で私がとても興味を持ったのが、
「精神投影法」について書かれている部分です。
東洋医学の五行などでも使われていますが、
肺を病んでいるときは、悲しみが背景にあり、
肝臓を病んでいる時は、怒りの感情が激しすぎる、
といったように、その人の精神状態と臓器とは密接な関係があるというものです。
◆波木先生の書籍から一部を引用しますと、
「咽頭」の病気は、言葉に詰まる状態が引き起こし、
「肩」の病は、重荷を背負いすぎていることに関係し、
「胃」の病気は、気をもみすぎることから発症し、
「泌尿器」の病は、過去の清算や決別が十分でないことを表すと考えられます。
(305ページ・手相よりも的確な波木流「精神投影法」から)
その人の生まれの傾向などから、
余りにも五行が片寄り過ぎていると、
その五行と関係のある臓器や、
その五行が剋する五行と関係のある臓器を痛めやすい、
といった鑑定方法があります。
あらかじめ、生まれ日で自分のウイークポイントを知っておくのは、
決して無駄なことではないと思いますし、
どこか体調がすぐれないと感じたら、
そうなるまでの自分の生活や精神状態を思い返し、
もしかしたら・・・と、思い当たるものを見つけ、
さらには、調えようと試みる行動などは、
運を自ら好転させていく方法の一つになりますね。