12日の夕方、父の新盆供養を行いました。
私は59才になって初めて、こういった死者にたいする弔いの儀式を
いろいろ経験させてもらっていますが、
お盆や新盆といった行事についてもほぼほぼ無知で、
お寺さんに聞いたり、近所の人に教わったりしながら、
いい経験をすることがができました。
私の現在住んでいる地域は、
ある程度田舎なので、まだまだこういった風習というのは受け継がれており、
お盆の時期になると、スーパーなどにお盆用の飾り商品が並びます。
以前は、こういった盆用品の陳列に対して否定的な心情が私にはあり、
形だけの無意味な風習だ、ぐらいにしか思っていなかったのですが、
いざ、自分がその供養を行う立場に立ってみると、
その無駄に見える風習に、
どんな思いが込められているのかを教えてくれる縁(真光寺岡本住職)もあり、
新たな視点が私の中に生まれ、興味深く準備をすることができました。
せっかく、あの世から帰ってきて数日間この世にいるのだから、
どうせなら、楽しんでもらいたいと、
飲み食いが好きだった父のお膳なども準備して、
花も豪華に飾り、くるくる回る盆提灯も購入し、
15時半に、真光寺の副住職の國生さんにお経をあげてもらいました。
お寺さんが帰られた後、
新盆の年だけつるすと言われている真っ白な提灯を玄関に下げて、
「おがら」をたいて、先祖を迎えてみました。
あいにく、雨が降り始めていましたが、
いい感じできてくれたような気がしています。
明日、16日の夕方、送り火を焚きます。