両忘

禅のおしえ

【両忘】

両忘(りょうぼう)とは、

全ての二元対立的な考え方を忘れ去るということだそうです。

正邪、善悪、表裏、高低、天地、明暗、生死、苦楽、など、

よくよく考えてみたら、すべては、ひとつであって、

切り離すとか、比べるとか、選ぶとかできないわけです。

正しくあるためには、
あいつは間違っている!
などの邪がなければ、
正しくはいられない、
悪人がいるから善人面していられるし、
その逆もありますね。

 

どうしたら幸せになれますか?
と問われたら、
幸せは、不幸がなければ存在しえないので、
不幸な人と比べることです、
などとなります。

まずは、両忘ができているかできていないか?
そんな〇×の考えを忘れることかな。