道元禅師は、曹洞宗という宗派の高祖にあたる方ですが、
生前、宗派の違いをあれこれいうのを、
ひどく嫌っていたそうです。
また、女性は穢れたものとする女人禁制などの差別思想も、
まったく意に介さず、女性の修行者も快く受け入れていたといわれています。
占いも流派がたくさんあり、
その違いに頭を悩ませる人、論争する人、証拠を探す人など
正解を求める人たちがたくさんいますが、
かけがえのない命を、充実感を持って生きるためにどうすればいいのか、
そんなことを、悩める人たちに示してあげられれば、
流派は何でもかまわない、そう思います。
『派』という漢字を調べると、
本来は川の支流を表す漢字なのだそうです。
さかのぼれば本流は同じなのだから、
『派』が本流と勘違いしないようにしたいものです。
大混乱の中、菅元総理は、
かたくなに派閥を作らないと言っているそうです。
こんな人を応援したくなります。