宿曜経ー奎宿

この宿に生まれし人は、法として祖父の産業有り、及び経営すること有りて銭財を得るに合す。総て用尽くして後に更に之を得るに合す。事始終無く、性となること布施を好み、また細渋の業をなす。遊蕩にして、法用足り、善人を慕い、気勝律義のことを作し、終始無く、男女を賞し、典教を教学する事を愛するに合す。

 

過去世の仕事をもう一度やったり、先祖の職を継ぐ任がある。「終始なく」=あきやすく永続性がない。宗教、教育、公益などに縁がある。手先が器用、遊び好きで仕事一筋のひとではない。マイペースで動く。「男女を賞し」=教育にかかわる仕事に縁。自らも研究熱心で自分の好きなことを仕事にする。

 

 

 

和善宿に属す

物腰が柔らかく温和。知性的で雄弁家。物知りで興味の範囲が広い。

 

 

特徴

「品位と感受性」。
好奇心と感応の人。
名門の生まれや裕福な育ちの人が多い。
最も位の高い星。
品が良い。
目上の引き立て運が強烈。
イマジネーション。
クリエイティブ。
美意識が高い。
節度がある。
抜群の行動力。
マイペース。
礼儀をわきまえている。
二足のわらじをはく。
副業を持つ。
精神性を重んじる。
お金や日常生活に関心が薄い。
対抗意識が強い。
心の刺激を求めている。
女性は恋多き女。
女性は男性によって運が開ける。
お高くとまっている。
尊大。
人を見下す。

 

 

必ず占星術の月の位置も合わせてみる

※奎宿の月の星座は、みずがめ座、うお座、おひつじ座のどれかに入る。

  • みずがめ座なら基本的に淡白で物事に深入りしない。
  • うお座ならスピリチュアルな感性が高いがあえて否定していることがある。
  • おひつじ座なら反応がよくマイペースな魅力がある。

まれに、みずがめ座かてんびん座に月が入る場合がある。
その場合も、星座の特徴を加味することが重要。

 

 

 

相性

【安・壊】
惹かれあうか、嫌悪感を感じる相手。しかし、最もお互いを高め合うことができる関係でもある。
安(昴・斗・翼)
壊(危・参・亢)
要注意は、近距離の危と中距離の参。安壊の関係は、大恋愛に発展しやすいが、時間経過とともに、互いの存在に不満が生じてくる。傷つきそうだったら、奎が、自主的に逃げるのがよい。

 

【栄・親】
気持ちが軽くなり、長時間一緒にいても疲れない相手。発展性はないが調和的。
栄(婁・尾・星)
親(壁・鬼・房)
意志の強い壁や尾は、憧れる。活動的な婁や鬼、房も、華やかな場所に引っ張り出してくれるので、生活に活気が出る。愚痴を聞いてくれる星も大切なパートナーとなる。

 

【友・衰】
価値観が似ていて、話が盛り上がる相手。楽しいが近づきすぎるとぶつかる。
友(室・井・氐)
衰(胃・箕・張)
衰に当たるグループは、初対面では圧倒されても、裏表のない人柄に安心感を持ち、恋心が芽生えることもある。友のグループは、室に最も惹かれる。井は困ったときにそばにいてくれる。氐は遠距離なので、出会うチャンスは少ないが、情が通い会える相手。

 

【危・成】
思想は同じだがやり方が違う。お互いの個性を認め合えれば目標を達成できる関係。
危(畢・女・軫)
成(虚・觜・角)
物欲の弱い奎には、虚と畢が大吉。特に虚は、奎の哲学性に興味を示す。社会的に意義のある仕事をしたい場合は、お互いの個性を生かせるので、思い切って組んでみるのも良い。

 

【業・胎】
古い友人のように気心が知れている相手。手の内がわかるのでやりにくく感じる。
業(柳)
胎(心)

 

【命】
似たもの同士、自分を客観視するにはいい相手。自分を反映してくれている。
命(奎)

※業胎命の組み合わせは、前世でやり残したことがある場合今世で出会い、そのカルマの解消が終われば自然と離れると言われている。

 

 

奎宿の有名人

理想と夢を追い求める。
宮崎哲弥(評論家)
假屋崎省吾(華道)
妻夫木聡(俳優)
江角マキコ(女優)
大竹しのぶ(女優)
松たか子(女優)
大和田伸也(俳優)
小林旭(俳優)
小林稔侍(俳優)
坂上忍(俳優)
布施明(俳優)
ロバート・デ・ニーロ(俳優)
長谷川理恵(女優)
糸井重里(コピーライター)
皇后美智子様(皇后)
尾崎豊(歌手)
小金沢昇司(歌手)
藤あや子(歌手)
宮本浩次(エレカシ)
井上順(タレント)
草野仁(司会者)
所ジョージ(タレント)
やしきたかじん(歌手)司会者
椎名誠(作家)
泉麻人(コラムニスト)
林真理子(作家)
景山民夫(作家)
橋本龍太郎(政治家)内閣総理大臣
キム・ヨナ(フィギアスケート)

 

※ネット上での生年月日の記載が変更されるなどして、有名人の掲載が違う場合がありますので、ご利用する場合は必ずご自分でお調べください。