人を占うときに、
相談者のことを思いやるのであれば、
とにかく話をよく聞く、それに尽きます。
多種多様な目新しい占いの技法を学んだり
それを鑑定に使いたいと思うのは、
占いを始めた初期の段階で、
自分のベースが出来上がってくれば、
広く学ぶのではなく、深める方へ意識は向かいます。
自分はこんな占い師でありたい、
といった自分自身が何かになりたいという思いがある間は、
あれもこれもと外に意識が向かうので、
アドバイスも乱雑になりがちです。
目の前の悩める人に何がしてあげられるか、
どうしたら本人らしく生きていけるか、
自分を受け入れ気持ちが楽になれるか、
そんなことに集中しながら相手の話をじっくり聞けば、
必ず、今のその人に必要な星が浮き出てくるので、
それを読んでアドバイスすれば、
相談者は、そのアドバイスをしっかりモノにしていきます。
占う側は多くを語る必要はありません。