『労而無功』とは、
労多くして、功(成果)なしといって、
頑張ったのに、おもったような成果を得られないことをいいますが、
これを四柱推命に当てはめると、『劫財』になります。
しかしこの場合、『劫財』を持つ人物、ではなく、時期としてみたほうが正解です。
今年は『辛』年ですので、
『庚』の人が、『劫財年』です。
『庚』の人は、ただでさえ行動力があり思考も早いので、
やった分だけの成果が得られないと、
焦って、あちこち動き回る癖があります。
そんな自分の癖を知るいい機会が『劫財』時期ですが、
庚の人は一旦スイッチが入ってしまうとストップがきかないので、
その焦りが、6月、7月の『財』の時期に、散財という形で出ます。
これは、十干がめぐることで判断する、
10年周期の一つのサイクル論です。
吉凶は、本人が、
その経験をどうとらえ、どう生かしていくかで決まります。
運の善し悪しは本人次第。