何かしらの壁にぶつかると、
それをどう乗り越えようかと、
かえってエネルギーがわいてくるタイプの人がいます。
フィギュアスケートの羽生結弦選手が、そのタイプです。
羽生選手の場合は、
普通の人では経験できないような特殊な体験をすることが多く、
誰も越えられると思っていなかった常識や限界の枠を壊していく、
そんな部分があります。
話し言葉が、あまりにも出来すぎていて
かえって現実味がないような浮ついた感を与えてしまったり、
大げさなパフォーマンスが鼻につく、
そんな風に感じる人も多いようですが、
生まれ日を見ると、
それは決してパフォーマンスではないし、
発する言葉もすべて実際の内側からでてきていることがよくわかります。
残念ながら、慢性化している右足首のケガのため次の週末に行われる
グランプリシリーズのNHK杯を欠場するとニュースで流れていましたが、
リカちゃんも欠場となっては、
フィギュアスケートファンの私は、
モレナクがっかりです。
羽生選手は、12月7日が誕生日で、今年27才になります。
人生上、主となる惑星が、金星から太陽に移行し本格化していきます。
これから、いろいろ変化、動きがでてきます。
大きな世界大会の公式タイトルは、
去年の四大陸選手権ですべて獲得したので、
次なる目前の目標は、
机上の理論では可能といわれている4回転アクセルの実現、
そして、そのさらに遠く向けられている目線の先には、
フィギュアスケート界の未来、
もっと言えば採点競技の未来に目が向けられているようです。
去年、大学の卒論で、
「無線・慣性センサー式モーションキャプチャシステムの
フィギュアスケートでの利活用に関するフィージビリティスタディ」
と題した論文を書いたそうですが、
ネットでダウンロードできたので、リンクを張っておきました。
これを読めば、一目瞭然です。
フィギュアスケートのような採点式の競技は、
公平性に欠ける面があることは、
誰もが知っていることですが、
そのこに、明るい未来を拓こうとしてくれています。
ほかにも尽力されている方々はおられると思いますが、
相撲やラグビーのモニター検証のように、
あらゆるスポーツが公平にジャッジされる日が来るのが楽しみです。
少し長い時間がかかるかもしれないですが、
障害が大きいほど燃えるタイプです。
試合以外でも注目はしていきたいと思います。