三調

禅のおしえ

さて、本当に久しぶりに書いています。

ウクライナの惨状はどこまでも胸を痛め、

言葉にすることすらはばかられるほど辛い状況が続いています。

 

そんななか、日本でも原因不明の体調不良を抱える人が増えていますが、

これは、季節の変わり目というだけでは片づけられない気がしています。

 

特に、水のサイン、さらには魚のサインに

月から土星までの天体が一つでも入っている人、

なかでも、月、水星、金星、太陽の天体は特に、

物質を介さずに人の意識とつながることができるので、

人一倍、悲しみや辛さを引き受けてしまうため、

体調管理には気を付けたほうがよさそうです。

 

体調管理の代表的ない指針として、

三調というのがあります。

 

これは、

調身:姿勢を調整する

調息:呼吸と調整する

調心:意識を調整する

 

の三つを調えるということです。

 

調身というのは、正しい姿勢を心掛ける、

というのではなく、

体の緊張をほぐしリラックスさせることをいいます。

 

調息というのは、

難しい呼吸法を取り入れる必要はありません。

自然な呼吸でいいです。

リラックスすると同時にそれはできるようになります。

 

よくある、6:4:8のように、

吐いて、吸って、止めてといったヨガの修練にあるようなものは、

かえって不自然でストレスを抱えてしまいます。

やりたかったら短時間だけにして、

あとは、ボケーっとした状態の呼吸がベターです。

 

 

調心というのは、

とにかく頭であれこれ考えない、

とはいってもそれは人である以上無理です。

 

あれこれ考えても、それを留まらせない、ことが大切と、

何かに書いていたり、言われたりしますが、

 

だいたい、調えようと思う時というのは、

調っていないときなので、

そんな時に、あれこれ考えるをやめるのは不可能です。

 

 

『ああ、むりだ、余計にくだらないことを考えてしまう、、、』

そう思うことになると思いますので、

その時は、ぜひ、

自分のことだけ自分勝手に考えてください。

 

自分が気持ちがよくなること、自分の気分がよくなること、

自分が楽しくなること、

そんなことを優先していくとリラックスしてきます。

 

 

調身、調息、調心

 

いつもこの三つは同期しています。

どれかが崩れると、みんな一緒に崩れます。

 

そしてその崩れの原因は、外部ではなく、

自分が自分をないがしろにしているときに訪れます。

あの人があんなことしたからこうなった、とか、

あのときこうだったからそうなった、とか、

そもそもあそこに行ったのがよくなかった、など、

まったく関係ないです。

問題は内なる自分です。

 

 

辛いな、最近、と感じる人は、

自分がどう見られているかより、

自分はどうありたいかを、

のんびりゴロゴロしながら向き合ってみると良いです。