「宿曜経」という占いがあります。
主に、相性を見るときに重宝する占いですが、
相性と言っても、魂レベルの相性なので、
努力してどうにかなる、といった意識レベルのものではありません。
最も気を付けなければならないのは
『安・壊』の関係です。
自分から見て『壊』に当たる人には勝てません。
『壊』に当たる人は、27宿ある宿曜経の星のうち、3つありますが、
その3つは、近距離、中距離、遠距離に分けられます。
中でも、最も近い距離にある『壊』には要注意です。
熱烈な大恋愛をするような組み合わせに、
この『安壊』の組み合わせが多くおり、
こんなカップルが、大恋愛の末、結婚したとすると、
必ず数年後には、勝ち負けの関係が歴然としてきます。
その勝ち負けで、
目上に当たる人から壊されるのならまだましですが、
目下に当たる人から壊される場合は、やっかいです。
例えば、親子や上司部下、先輩後輩などの縦の関係で、
子供や部下や後輩に『壊』に当たる人がいると要注意です。
下からいつも突き上げを食らっているような不快感がどんどん蓄積され、
何かのタイミングで、顔を真っ赤にして怒り出す、
そんなことが繰り返されてしまいます。
夫婦の場合は、力関係がはっきりしている場合と、
同等の場合がありますが、
いずれにしても、シコリが残るケースが多くあります。
宿曜経は、魂レベルの相性です。
先にも書きましたが、努力してどうにかなる段階の話ではないです。
もし、『安壊の関係』で苦しんでいる人がおられましたら、
空間や時間において、二人きりで接触する時間を減らすなど、
上手に距離を置くことをおすすめします。