月が8ハウスにあり、5ハウスの土星とスクエアの女性が、
「私はカスタードのクリームがキライだけど、
夫がいつもカスタードのシュークリームを買ってくるから、
我慢して食べている・・・。」
こんな夫の愚痴話をよくします。
「私は揚げ物より酢の物のようなものが好きなのに夫が・・・。」
「私は本当はこうしたいのに、夫が・・・」
月はその人の私生活を表し、
8ハウスは依存するハウスです。
そして土星は我慢を強いる星になり、
5ハウスはオリジナル性を重んじ、
スクエアの角度は摩擦を起こします。
家(私生活の月)では、夫に依存しているが、
オリジナルな自分を出せる場所では、
自分は理不尽な我慢を強いられているが、
夫にあわせ自分が耐えることで家庭生活の平安がたもたれていると、
何かの拍子に、いかに夫に尽くしているかということを
愚痴らずには(発表せずには)いられない、
こんな風にこの人の心の働きを判断することができます。
もっと言えば、この我慢強い自分は誇らしい、
そんな思いも感じます。
もし土星が、120度の調和の角度で月にアスペクトしていたら、
自然な形で土星の強制力を受け入れるので、
無理やりさせられている感覚にはならないのですが、
この方は90度なので、きついのです。
だから、ブーブーいいたくなってしまうのですが、
これを聞いて、我慢強い人だなと思う人もいれば、
夫婦なんだから、自分の好みは伝えたほうがいいと思う人もいて、
我慢より、愚痴の方がよくないとたしなめる人もいます。
でも、この生まれの人は、それを変えることはできないですし、
幼いころから、そのぐらい我慢しろ!と、
おそらく厳しくしつけられて育っているので、
そもそもそれが当たり前なわけです。
さりげない日常の会話ですが、
その考えは正しい、正しくない
といったジャッジを私たちは心の中でしてしまいます。
しかし意見が合う人は、何かしら似通った星の配置があり、
意見が合わない人は、星の配置が似ていない、
生まれ日で人間関係を見ていくと、
そういうことがよくあります。
しかし、似ていないことがわかったところで、
合う、合わないはどうしようもないので、
合わない場合は距離を置いた方がいいですし、
合う場合は、多いに同調して盛り上がればいいと思います。
日常での良い悪いの審判は
こんなことから行われていることが多い気がします。