お寺で正法眼蔵の勉強会

禅のおしえ

今日は、毎月一回行われている

お寺で正法眼蔵の勉強会と精進料理の日です。

 

 

この精進料理は、永平寺での修行時代、

料理を担当していた方が毎回作ってくださいます。

禅宗では、食事を作る仕事は、

いわゆる下っパのすることではなく、

とても尊い仕事として役職となっており、

典座というようですが、

ただでさえとても上品でおいしいのに

そんなことを思いながらいただくと、さらにしあわせな気持ちになります。

 

 

コロナの規制がかからなければ、

7月まで予定が決まっていますので、

興味のある方は、ぜひご参加ください。

5月23日(月)

6月20日(月)

7月25日(月)

11時~2時半まで。

参加費は、3,000円。

 

住職による仏教解説のあと、

一緒に精進料理をいただき、

午後は坐禅や写経をいたします。

 

今は道元の正法眼蔵の解説をずっとやっていただいてますが、

もうすぐ終わるので、

次は、道元を離れて『歎異抄』をやろうと思っていると

岡本住職は話されてました。

 

私は、岡本住職の雑談が何よりも楽しいです。

また、少人数なので、質問もいくらでもできます。

 

事前に依頼すれば、

袖ヶ浦の駅、またはバスターミナルから、

無料で僧侶の方が送迎もしてくれますので、

都内から電車や高速バスの交通機関を使う人も、時折いらしています。

 

参加した時の話の内容をまとめてここに書きたいと思っていますが、

私はまだ、頭だけで理解しているせいか、

どうもいつも、うまく表現することができません。

 

ただここのところ岡本住職から頻繁に聞かれることの一つに、

【調和】という単語があります。

 

自然に調和がとれているので、

これを何とかしようと頭で考えてもあまり意味がない、

それどころか、逆におかしくなってしまいかねない。

自分自身を調える、

自分で思ったことをどのように行動に移すか、

自分の思い通りにならないことをどのように自分で整えていくか、

頭であれこれ考えずに、無に立ち返る、

そんなことができれば、自然に人と人とが助け合い、

調和の中で生きていける、

とはいっても、それができない・・・、

ほんの一瞬でもそこに立ち返る方法の一つに、坐禅があるのかもしれない、

そんな風に話されてました。

 

 

例えば夫婦の関係などは、

片方がのんびりしていると、もう片方はテキパキしています。

片方が口うるさいと、もう片方は我慢し外で愚痴を吐き出します。

片方が無駄遣いをしていると、もう片方も実は無駄遣いをしています。

片方がちらかすと、もう片方は片づけます。

これはうちの夫婦のことを少し書いたものですが、

まったく違うように見えて、実は元のところでは調和がとれています。

そうは思っても、毎回腹が立ちますが・・・ね~。

 

それでは、行ってきます。