今日、父の四十九日の法要を、
最近の私の遊び場であった、袖ケ浦の真光寺にて行いました。
仏教では、
生から死への区切りをつける段階を7日ごとにもうけており、
その7回目の区切りが四十九日。
ようやく故人が三途の川を渡ることができるのだそうです。
三途の川は、
『むさぼり』『いかり』『無智』の
三つの毒を流す川で、
薬師如来がこの川を無事に渡れるように今生の病を治し、
故人は、彼岸へとたびだつことがでるといいます。
本当に三途の川があるのか、
あの世とはどんなところなのか、
死んだらどうなるのか、
こればっかりは、生きている私たちにはわからないですね。
霊感のある人や臨死体験をした人などが、
その体験をもとにいろいろ語りますが、
それが本当にそうなのかは、やはりわからないですし、
本当かどうかは、あまり問題ではない、
どうでもいいことです。
死んであの世に行ったなら、
身体のいたいところもなくなり、
さびしさや、うらみや、いかりや、優劣、
本人だけが知っている認めたくない自分、思考の癖など、
すっかり洗い流すことができるらしいと、
そんな風におもうだけで、
なにやらこちらまで、毒が洗い流されていくようで、
気分が良くなってくる、
父は、なくなってからもなお、
多くのことを教えてくれています。