禅のおしえ

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執着したもののために憂える

人々は、 わがものであると執着したもののために憂える。 (自己の)所有したものは常住ではないからである。 この世のものはただ変化し、消滅すべきものである。 (『スッタニパータ』805) こんな文章を転記したからといって、 私がそれを実行でき...
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自分が自分でない

私には子どもがいる、財産がある、 と、(誇らしげに)思いつつ、 愚かな人は(それが失われないようにと)悩む。 しかし、すでに自分が自分ではない。 どうして子供や財産が自分のものであろうか。 『ウダーナヴァルガ』1・20 自分が自分でないとは...
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無常迅速なり。

聖典講読で勉強したことを、 私なりの解釈でここに書いていきたいと思っているのですが、 学べば学ぶほど、言葉を失っていくような状態になり、 ブログのページを開いては何もかけずに閉じてしまう日が続いています。 先月から始まった『原始仏典をよむ』...
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原始仏典をよむ

今月から、聖典講読の会(真光寺)のテーマが新しくなりました。 お題とする書籍は 奈良康明という方が書かれた 『原始仏典をよむ』です。 NHKの教育テレビ・こころの時代という番組で 奈良先生が講義をされていたそうです。 その時の教科書となって...
禅のおしえ

道元禅師は、曹洞宗という宗派の高祖にあたる方ですが、 生前、宗派の違いをあれこれいうのを、 ひどく嫌っていたそうです。 また、女性は穢れたものとする女人禁制などの差別思想も、 まったく意に介さず、女性の修行者も快く受け入れていたといわれてい...